2011年03月24日

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。

両親が配達の時、車のラジオで聞き入った校長 渡辺憲司さんの


心温まるし、考えさせられる話

僕も自分に置き換えて考えてみたい・・・


 悲惨な現実を前にしても云おう。波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。

 時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。

 いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。

 いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。

 海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。

 真っ正直に生きよ。くそまじめな男になれ。一途な男になれ。貧しさを恐れるな。男たちよ。船出の時が来たのだ。思い出に沈殿するな。未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。

 鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。

 教職員一同とともに、諸君等のために真理への船出に高らかに銅鑼を鳴らそう。

全文はこちら


Posted by ケイゾー at 00:06│Comments(2)
この記事へのコメント
ありがとう。

勇気を頂きました。
Posted by 男はつらいよ at 2011年03月24日 00:33
僕は心にグサッときました
学生時代にもっと色々考えていればと…時間の無駄使いをしたような

30代は常に考えて生きようと思います
Posted by ケイゾー at 2011年03月24日 11:35
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